皆さん、「糖化」という言葉を聞いたことはありますか?
もしシミ、しわ、くすみ、たるみに悩んでいたら、その原因は糖化にあるかもしれません。
糖化とは、余分な糖分がタンパク質や脂質と結びつく事です。
実はこの現象、私達の体内でも体外でも起こりうるもので、恐ろしい事に病気や老化の原因となってしまうのです。
今回は、「糖化が起こるとお肌にどんな症状が現れるか、またその予防策・改善策はあるのか?」についてお伝え致します。
お肌のお悩みが多い方やエイジングケアを考えている方は特に「糖化」について知っておく必要があります。
是非、老けの原因「糖化」から皆さんのお肌を守ってあげて下さい!
目次
糖化は老化を加速させる
「糖化とは何か」について詳しくお話ししたい所ですが、皆さんきっと「それより糖化すると肌はどうなるの!?」と気になってらっしゃると思います。
単刀直入に言いますと、糖化が起こるとお肌の老化が進行します。
具体的にお肌の老化とは、
- シミ
- しわ
- たるみ
- くすみ
- ハリ弾力の低下
などです。
「最近ほうれい線やおでこ、目尻のしわが深くなってきたな」
「肌の透明感が失われてきた」
「いつもくすんで疲れて見える」
「シミが増えたり大きくなってきた」
など、思い当たる点はありませんか?
その症状はまさに糖化が原因だという可能性が考えられます。
つまり糖化はだるんだるんの疲れ切ったフェイスを作り上げてしまう大きな要因になりうるという事なのです。
ここまでで、糖化が美肌の敵である事はお分かりだと思います。
ここからは、「どのような仕組みで糖化→肌老化へと繋がっていくのか」を順を追って説明いたしますね。
糖化が肌を老化させるメカニズム
糖化が肌老化を促進してしまう事は明らかですが、それにはいくつかの要因があります。
出来るだけ分かりやすくお伝えしますので、是非お勉強がてら読んでみて下さい^^
糖化でコラーゲンが壊される
序盤でちらっと説明しましたが、糖化とは体内の余分な糖分がタンパク質や脂質と結びつく現象です。
そうして糖分と結合したタンパク質や脂質は変性してしまいます。
本来であれば、タンパク質や脂質というのは体を構成する重要な栄養素であり、細胞の形成やエネルギーの生成を担います。
ですが、糖化した後のタンパク質や脂質は既に劣化してしまっているので、体内における本来の役割を果たせなくなるのです。
こうなってしまうと、健康を維持するためのタンパク質も脂質もただの老廃物となってしまいますね。
またコラーゲンもタンパク質の一種です。
糖化が起こるとお肌がせっかく持っていたコラーゲンが劣化する事により、黄色く変色し次第に硬く固まります。
これが黄ぐすみを引き起こすんですね。
皆さんご存知でしょうか?
コラーゲンは20歳をピークに減少をしていく上に、自ら生み出す事も年齢と共に難しくなっていきます。
その貴重なコラーゲンを破壊してだるんだるんフェイスをみちびく糖化。
ちょっと怖くなりますよね。
AGEsが肌をコゲさせる
糖化が進むと、AGEs(糖化最終生成物)という老化を促進する老廃物が作られます。
皆さん耳にした事はありますか?
AGEsは褐色で、食べ物で例えるとカラメルのような色をしています。
この現象は、クッキーやホットケーキの生地を焼くとこんがりと茶色になるのと同じなのです。
こう聞くと、なんだか美味しそうな感じがしますが、考えてみてください。
これがお肌で起きたらどうなると思いますか?
お肌の中で糖化が起こり、AGEsが生成されてこんがりな色に、、、
つまり、糖化が起こるとお肌は茶色く変色してコゲたように変化してしまうのです。
また、AGEsはお肌をコゲたようにするだけでなく他にも様々な悪影響を及ぼします。
いずれも肌老化に深く関わるものですので要チェックです。
AGEsは血管を老化させてしまう
実はAGEsはお肌の毛細血管をも老化させてもろくしてしまいます。
人は血管から老化すると言われるくらい、血管は肌の若々しさにも深く関係しています。
私達のお肌には沢山の細胞が存在し、その細胞達が元気に生きている事でお肌のハリ・弾力やツヤが生まれます。
その細胞達に栄養分を送っているのは毛細血管なのです。
*毛細血管についてはこちらの記事も参考にどうぞ。
ですので糖化によって毛細血管が老化しもろくなったり硬くなったりしてしまうと、せっかく食事に気を使ったり高いスキンケアアイテムを使用しても、その栄養分や美容成分は細胞達に行き渡りません。
その結果、お肌にハリ感がなくなり痩せこけた印象になったり、シワが深くなったりするのです。
ちなみに、体の血管も同様に糖化による老化の影響を受けます。
血管が老化し硬くなり「動脈硬化」につながり、進行すれば脳梗塞や心筋梗塞、冠動脈疾患などの健康被害も恐れられています。
今回は糖化とお肌に関する記事なので健康被害に関しては掘り下げませんが、糖化で血管が老化するという事は是非知っておいて下さい!
AGEsがシミの原因になる
シミと言えば紫外線の影響が一番に思い浮かびますが、糖化によりAGEsが発生してもシミの原因になりうるのです。
というのも、表皮細胞(お肌の層の一番外側)で糖化が起こるとメラニン生成を引き起こすサイトカインが増加するためです。
サイトカインが増殖すると、メラニンの生成も過剰になりシミが増えたり、濃くなったりします。
出来たシミを改善するのは大変です。
本来、美白美容液等はシミなどの症状を改善するよりも、症状を予防する意味で作られているものが多いのです。
ですので、出来れば糖化によりシミの悩みが深刻になる前に対策をうちたいものです。
糖化度セルフチェック
そもそも自分の肌に糖化が起きているのか分からないという方もいらっしゃいますよね。
そんな方は以下の項目に、自分が該当するかどうか見てみてください。
□朝食を抜くことが多い
□野菜をあまり食べないor野菜嫌い
□間食に甘いものをよく食べる
□菓子パンやケーキが大好き
□早食いor大食い傾向
□ジュースをよく飲む
目安ではありますが、該当項目が3個以上ある方は糖化に注意をした方がいいかもしれません。
と言いながら私も結構当てはまりました^^;
気をつけなければなりませんね。
これらの項目は全て糖化につながる習慣です。
特に間食に甘いものをよく食べたり菓子パンなどを口にする機会が多い人、ジュースをよく飲む人は、要注意です。
なぜなら、糖化の原因となる主な糖分はブドウ糖と果糖からです。
それらをよく摂取する習慣は当然糖化も導いている事になります。
以下、糖化の主な原因について説明します。
ブドウ糖
ブドウ糖はもともと砂糖と炭水化物です。
これが消化酵素により分解されて、ブドウ糖になります。
ブドウ糖が血中に入ると、インスリンによって身体中の細胞に運ばれていき、脳や筋肉を動かすエネルギーとして消費されるのです。
消費しきれずに残ったブドウ糖は、肝臓や脂肪細胞に蓄えられます。
ちょうど体にとっては非常事態に備えるためのエネルギー源のようなものです。
ですが過剰に摂取したブドウ糖は、エネルギー源として消費されず、糖化してしまうのです。
菓子パンやケーキを例にあげていますが、ご飯も炭水化物ですので沢山食べ過ぎてしまうのはNGです。
果糖
果糖とはジュースなどの清涼飲料水に含まれる事が多い糖分です。
体への吸収も比較的スムーズなのが特徴です。
また果糖はブドウ糖の10倍の速さで糖化し始めます。
この果糖は果物にも含まれますが、爆食いしなければ問題はありません。
血糖値の急激な動き
また、朝食を抜く事が多い人は日常的に血糖値の上昇と下降が激しい傾向にあります。
実はこの血糖値の急激な上昇や下降は糖化を促進してしまうのです。
健康な人であっても食後は血糖値が上がり、次にインスリンが分泌され血液中の糖分が細胞に取り込まれ血糖値は下がります。
食事は1日3回ですので、血糖値の上昇と下降も1日3回までは問題ありません。
しかし、朝食を抜いてしまうと次の食事まで低血糖状態が続きます。
そこに急に昼食なり間食なりしてしまうと血糖値が急激に上昇してしまい、今度はインスリンの働きにより血糖値は急激に下降をします。
このため食生活における乱れた習慣のある人は糖化が起こりやすい傾向にあります。
糖化を予防する方法
糖化による肌症状が現れてからのケアも可能ですが、出来れば糖化が深刻化する前に予防したいところですよね。
気になる糖化予防ですが、「食生活を整える事」これにつきます。
やっぱりお肌は日々の食事からの栄養分を土台に出来ています。どんなに良いお化粧品を使っても、基本となる食生活が乱れていると糖化をきちんと防ぐ事が出来ません。
間食や突発的な爆食いをしない
菓子パンやケーキを食べる癖をつけない
食事は野菜から食べる
ご飯を茶碗もりもりにつがない
ご飯を抜いたりしない
これらを意識した食生活の改善は欠かせません。
とは言ってもパンが大好きでどうしてもやめられない!という方は
糖質を88%カットしたパンもあるので代用してみるのもいいかもしれません。
給食パン製造50年老舗オーマイパンが作る【低糖質ふすま粉パン】糖質88%カット
糖化による症状の改善方法
ではもし糖化による症状があらわれた場合、どのように改善出来るのかをご紹介いたします。
おすすめの抗糖化化粧品
もし糖化による肌の老化症状がでてしまっているのであれば、抗糖化化粧品の使用をオススメします。
- POLA RED B.A
糖化や肌の弾力、ストレスに着目したスキンケアライン。30代以上の働く女性にオススメです。
浸透力も抜群なため糖化によりカチカチになったお肌も柔らかくなります。
Red.B.Aローションと一緒にマルチコンセントレートも購入。
かなりの乾燥&敏感肌なので、肌の土台からケアを進められ敏感肌対応のRed.B.Aシリーズで揃えました。ローション→グローラインオイル→マルチコンセントレートの順で使用してます。
少量でも伸び、肌馴染みがよく、吸い付く感じ!!ベタつきはなく、時間が経つとお肌サラサラ。
今まで使っていたのは何だったんだって思うくらい、早くRed.B.Aシリーズを使いたかった。50g入っていて3ヶ月は持つと美容部員さんに言われました。
ミルク クリームなのでクリームを別で買うことがないので助かります。31歳女性
@コスメより引用
さいごに
糖化とかAGEsなど聞きなれない言葉だったかもしれませんが、エイジングとは切っても切り離せないものです。
肌の老化を止めることは出来ませんが、あえて自分で促進する必要もありませんよね。
いつまでも綺麗でいる「あの人」は、糖化予防きっとしているはずです。
糖化は肌だけでなく病気にも繋がるので、対策をするに越したことはありません。
是非、食生活と合わせて糖化対策していきましょう。
ご飯の代わりにカリフラワーライスでダイエット!無理なく痩せる方法
重度のアトピーの克服をきっかけに美容への興味・関心が強く、日々「体にいいもの」「美容にいいもの」を追い求め続けている。性格はまったり。怒ったことがない。趣味はサウナ。
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