少食でも太ることのあるモナリザ症候群をご存知でしょうか。
ダイエットしてご飯を減らしているのに太るなんて悲しくなりますよね。
- 人より少食なはずなのに太る
- 運動しても痩せない
- 頑張っていても痩せない
このような悩みがある方はこの記事を読むと改善できるかもしれません。
私も食事制限しながら、2週間で10キロ痩せると言われていた、あのHand Clapダンスに挑戦しましたが、1キロも痩せなかったことがあります。
本当に不思議で、こんなに頑張っているのに痩せないならいいや、とダイエットも挫折してしまいました。
今思うとモナリザ症候群が原因だったのかも。
実は太っている方の7割がモナリザ症候群と言われています。
ではモナリザ症候群とは何か、原因や改善方法など、詳しくお伝えできればと思います。
これを知らないと少量のご飯で永遠に太り続けてしまうかもしれません。
簡単に改善できるので、まずは読んでみてください。
原理を知るだけでも痩せやすい体質に一歩近づけますよ。
目次
モナリザ症候群とは
「Most Obesity kNown Are Low In Sympathetic Activity」の頭文字、
「MONALISA」から「モナリザ症候群」と言われています。
「肥満者の大多数は交感神経の働きが衰えている」という意味だそうです。
あの有名な絵画、モナリザとは関係なかったんですね。
つまり、
交感神経が衰える➡︎小食でも太ることがある
ということです。
モナリザ症候群と自律神経の深い関係
モナリザ症候群を理解するにはまず、自律神経について理解する必要があります。
自律神経とは
自律神経には交感神経と副交感神経の2つの神経があります。
自律神経はわたしたちの意思とは関係なく動いています。
実はこの自律神経、わたしたちにとって大事な存在なんです。
なんと全身の器官の活動や体温などを調整するために、24時間ずっと働き続けています。
結構重要な存在だったんですね。
ちなみに交感神経と副交感神経はこんな風にイメージしてもらうとわかりやすいです。
*交感神経:緊張状態、興奮状態、ストレス=活発な状態
*副交感神経:リラックス、休息=ゆったりした状態
なぜ少食なのに太るの?
摂取カロリーより消費カロリーが上回ることで痩せる、ということはみなさんご存知ですよね。実はそれには交感神経と副交感神経のバランスが必要なのです。
↓
アドレナリンが出る
↓
代謝がアップ
↓
脂肪燃焼を促進
↓
摂取カロリーより消費カロリーが上回るので痩せやすくなる
※ただし、バランスが取れていないと、その実力を発揮してくれません。
↓
アドレナリンが出ない
↓
代謝が上がりにくくなる
↓
脂肪が燃焼されない
↓
摂取カロリーより消費カロリーが上回ることができないため太りやすくなる
これが「交感神経が衰える⇒小食でも太ることがある」理由です。
ただし、交感神経が優位になりすぎても体調が悪くなることもあります。
交感神経だけを優位にすればいいということではなく、あくまでも交感神経と副交感神経のバランスが重要となります。
自立神経の乱れをチェック
では自律神経が乱れているときはどんな症状がでているのでしょうか。
先ほどもお伝えした通り、自律神経は全身の器官をコントロールしているので、個人差もあり、その症状も多岐に渡ります。
もしこのような症状が出ているのであれば、モナリザ症候群のせいで痩せにくくなっていると疑ってもいいのかもしれません。
・体温の異常
・めまい
・疲労感
・イライラ
・息苦しさ
・動悸
・うつ
・体の一部のかゆみ、痛み
・冷え など
改善せずに放置すると慢性的にこのような症状がでてしまうので、早めに対策していきましょう。
自律神経が乱れる原因
原因さえ突き止めてしまえばあとは改善していくだけです。
まずは原因から見ていきましょう。
・ストレス
ストレスが原因であることが多いです。
人間関係だけではなく、気温や気圧の変化によるストレスもあります。
ストレスを感じると交感神経が優位になり続けてしまうため、副交感神経とのバランスがくずれてしまいます。
・不規則な生活
食事や睡眠の時間が不規則になり生活リズムが乱れると、生体リズムもくずれ、自律神経が乱れます。
わたしたちの体には生まれつき体内時計が備わっており、朝日を浴びたり、食事や睡眠のタイミングを活用することで約24時間周期で生体リズムを刻んでいるので、生体リズムをくずさないことが重要です。
・ブルーライトの浴び過ぎ
パソコンやスマートフォンを長時間見ていると交感神経が優位になりすぎてしまいます。
特に就寝前はブルーライトが脳を刺激してしまいますので、副交感神経が優位にならず、眠れなくなります。
デジタルデトックスについてはこちらの記事で詳しく説明してます。
・アルコールの摂り過ぎ
アルコールは脳を興奮させてしまうので、交感神経を優位にし、副交感神経を低下させてしまいます。適量なら問題ありませんが、お酒の飲みすぎは自律神経が崩れる原因となります。
・姿勢が悪い
これは意外だったのではないでしょうか?
パソコンやスマートフォンの使用中に姿勢が悪くなっている方、多いと思います。
特にデスクワークをされている方は気付かないうちに姿勢が悪くなり、骨盤のゆがみが発生しているかもしれません。
副交感神経は首から下にかけて広がっており、骨盤神経として腰のあたりからも出ているので姿勢が悪いと副交感神経の働きが悪くなり、バランスをくずしてしまいます。
自律神経を整える8つの習慣
では自律神経を整えるにはどうしたらいいのでしょうか。
自律神経がやっかいなのは自分が意識して治るものではないということ。
自律神経をコントロールするには、普段の生活を見直し、生活習慣を改めることが必要となります。
1.朝日を浴びる(10分~15分)
朝起きたら朝日を浴びましょう。体に朝だと認識させることで、体内時計のリセットができます。軽い散歩などオススメです。
2.1日3食バランスのよい食事を決まった時間にする
朝ごはんは体に「朝」だと認識させるために特に重要なので必ず取りましょう。また、決まった時間に食べることで消化のリズムも整います。
3.日中に運動する
運動することにより、脳が活性化し、交感神経が優位になります。
また、運動することでストレスも解消されます。睡眠の質も高めることができるので、とてもオススメです。
運動量は激しいものではなく、ダンスやウォーキングなどの有酸素運動を一回15分~30分、週に3回ほどするだけでOKです。
ここでの注意点は夜に運動すると逆効果になるということ。夜は副交感神経を優位にさせたいので、交感神経が活性化する運動はしないようにしましよう。
4.時間に余裕を持つ
ストレス社会の現代では交感神経が優位になりすぎています。
焦りは自律神経が乱れる原因です。時間にゆとりを持つことを心がけましょう。
例えば、
- 翌日に着る服を前日から用意しておき、翌日の朝はゆっくりと準備する。
- 朝食を取る時間や朝日を浴びる時間を確保するために少し早起きする。
- 帰宅時は急いで帰らない。 など。
早く帰りたい気持ちも分かりますが、急いで帰ると電車1本逃した~!など不要なストレスが生じます。
些細なことですが、どれもちょっとした焦りをなくすための行動です。
5.ゆっくり入浴する
忙しいため、シャワーなどですましてしまう方が多いと思いますが、寝る1~2時間前にぬるめのお湯(40°くらい)のお風呂につかると、ぐっすり眠れるのでオススメですよ。
6.夜はパソコンやスマートフォンを触りすぎない
仕事で使用するぶんには仕方のないことですが、交感神経が優位になってしまうので、なるべく夜は触らないようにしましょう。睡眠が浅くなってしまいます。
7.自分だけのストレス解消法を見つけておく
人によってストレスを感じるものが違うので、
・そのストレスを解消する方法を見つけおく
例えば私の取扱説明書は、
- 気圧による体調不良のとき
→ゆっくりお風呂につかる/電気を暗めにする - 落ち込んだとき
→アリアナグランデの歌を聞く/深呼吸する
など具体的に書き出すようにしています。
ストレスを感じたときにぱっと見れるように手帳やスマートフォンなどに書いておくといいですよ。
8.姿勢を正す
筋トレやストレッチなどが有効です。他にも意外な方法がこちらの記事で紹介されてます。
肩コリで肩が盛り上がってない?!肩こりに効く意外な方法5選!
ストレッチポール最強説!実際に使ってみた効果とクチコミを紹介!
モナリザ症候群を改善しよう!
少食でも太るモナリザ症候群、理解して頂けたでしょうか。
自律神経が乱れているだけで、太るなんて思いもしませんでしたよね。
自律神経を整えることで、モナリザ症候群を改善することができます。
自律神経を整える習慣も特に難しいこともなく、誰にでも実践できる簡単なことばかりです。
もちろん少食でも太るのはモナリザ症候群だけが原因というわけではないのですが、ちょっと意識してこの習慣を実践するだけで、痩せやすくなる可能性があるのであれば、試す価値はありますよね。
自律神経の乱れは比較的短時間で改善できるので、ぜひ試してみてくださいね。
お腹いっぱいなのに食べたい!?エモーショナルイーティングとは
重度のアトピーの克服をきっかけに美容への興味・関心が強く、日々「体にいいもの」「美容にいいもの」を追い求め続けている。性格はまったり。怒ったことがない。趣味はサウナ。
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