20代後半から急に肌や体についての悩みって増えますよね。
鏡に映る自分の姿に、「あれ?スカートの上にお肉のってきた?」「あれ?乾燥して化粧のり悪い?」って思うことはありませんか?
毎回鏡を見るとげんなり…。
私は、学生時代に日焼け止めを塗らず、紫外線を浴びて出てきたしみ予備軍が年々、進行している気がしています…。涙
現在は、紫外線対策をしっかり行い、体の内側からもしっかりケアしています。
細胞は毎日作り替えられ、肌もターンオーバーを繰り返し、生まれ変わっています。
モデルさんや女優さんのような透明感のある艶々な肌になりたい!って思っている方は、
”今日よりも若い日はない”ので、ぜひ記事を参考に、美肌を作りましょう!
今回は、こんにゃくに含まれるセラミドをポイントにお伝えしていきます。
目次
こんにゃくについて
みなさんこんにゃくはよく食べますか?
こんにゃくってカロリーが低く、食物繊維が豊富で、ダイエットには優秀食材というイメージがあるのではないでしょうか。
実は、こんにゃくには、ダイエット効果だけではなく、美肌効果もあるのです。
今回は、美肌効果の秘密を解明していきます。
こんにゃくの歴史からわかる2つの製法
こんにゃくを作る時、昔はこんにゃく芋をすりつぶして作るのが一般的でした。
しかし、その方法では、原料となるこんにゃく芋の傷みが早いため、各地に運搬するのに限度があり、原料産地の周辺でしかこんにゃく作りができませんでした。
そのため200年ほど前に、こんにゃく芋を薄くスライスして乾燥させ、臼と杵でついて粉砕し、粉にするという技術が進みました。
粉にすることで、水分がなくなり、遠方への運搬が可能になったのです。
それからは各地でこんにゃくが作られるようになりました。
このようにこんにゃくには2つの製法があります。
こんにゃくには種類がある!
- 生芋こんにゃく
生のこんにゃく芋をすりつぶして作られます。 - 精粉(せいこ)こんにゃく
こんにゃく芋を製粉したものに、海藻などの粉末を混ぜ込んで作られます。
美肌に効果的なこんにゃくはどっち?
結論をいうと、生芋こんにゃくです。
なぜなら、精粉こんにゃくは、製粉する過程で飛び粉という粉が捨てられてしまいます。この飛び粉には美肌には欠かせない「セラミド」が豊富に含まれます。
一方、この加工の過程がない生芋こんにゃくにはセラミドのロスがないためセラミドを摂取できるのです。
セラミドとは
セラミドとは、美肌を作るために欠かせない「細胞間脂質」の主成分です。
健康的な肌は、表皮の下にある角質層が何層にも重なりキレイに並んでいます。角質どうしのすき間を満たし、細胞どうしの水分を繋ぎ留めているのが、肌に必須成分のセラミドです。
例えると、レンガを積みあげる時に使う接着剤のような役割をします。
この接着剤が不足し、ところどころにしか着けていないと、レンガとレンガの間にすき間ができます。
このすき間がなければ、キレイにレンガが積まれ、強度が上がりますが、すき間だらけだと、レンガの強度は弱いため崩れやすく、さらに外からの刺激も通してしまいます。
これと同じ現象が肌にも起こります。
充分なセラミドで満たされている肌はバリア機能が高く、外からの刺激を受けにくく、肌の表面も潤いが保たれやすい状態というわけです。
セラミドの機能
- 保湿機能
- バリア機能
美肌にはこの2つの機能が重要です。
セラミドで満たされている肌は、外的刺激を受けにくいと先述しましたが、外的刺激とは、紫外線や摩擦などのことです。
紫外線を浴びて肌に吸収されると日焼けをし、しみやそばかすの原因になります。ここまでは知っている方も多いと思います。
しかし、角質がキレイに並んでいないとすき間から角質層のもっと奥にある真皮に紫外線が届き、肌の弾力などの働きがあるコラーゲンやエラスチンが刺激を受け、しわやたるみの原因になってしまいます。
また、摩擦も細胞を傷つけてしまうので肌荒れの原因や、傷ついた細胞の弱った部分から雑菌を繁殖させてしまい吹き出物やニキビの原因になることもあります。
真皮に届かないように、セラミドで満たして表皮の角質層をキレイに配列しておくことが大切ですね。
セラミドは減る?
セラミドは年齢とともに減少してしまいます。
「赤ちゃん肌のようになりたい」と言われるように、セラミドは赤ちゃんの時がピークです。
30歳を超えるとセラミドは大幅に減少し、50歳になると20代の約半分になってしまいます。
なので、歳を重ねると水分を保持する力が弱まり乾燥しやすくなったり、しわができやすくなってしまうのですね。
しかし、まだ諦めなくても大丈夫です!
減少するセラミドを補う方法
セラミドは2通りの摂取方法があるので、ご安心ください。
- 塗る(経皮摂取)
- 食べる(経口摂取)
セラミド含有の美容クリームなどがありますが、経皮摂取では塗った部分の効果しか期待できません。一方、経口摂取であれば全身に効果が期待できます。
セラミドを食べて肌に届くまでの流れ
植物由来のセラミドは、糖とセラミドが結合した形をしています。
食べることで、消化酵素が働き、分解されます。この分解物がリンパ液や血液に吸収されて、皮膚へと運ばれます。
表皮にたどり着いた分解物によってセラミドが合成されます。
このように、経口摂取によって角質にセラミドを合成することが可能なのです。
もちろん、どちらも効果はありますが、経口摂取はより全身の肌のバリア機能が高まったり、肌のハリや潤いが望めますね。
セラミドが豊富に含まれる食材
この中でも生芋こんにゃくはダントツで含有量が多いです。
しかも、精粉こんにゃくと比較しても約30倍含有しています。
(100gあたりのセラミド含有量)
・生芋こんにゃく 約1mg
・精粉こんにゃく 約0.03mg
1日に必要なセラミドの摂取量はおよそ0.6mgです。そうなると、生芋こんにゃくを60g程、板状のものであればだいたい半分量食べるとセラミドの必要量が摂れちゃうというわけですね。
生芋こんにゃくの見分け方は?
こんにゃくは原材料名に「こんにゃく芋」か「こんにゃく粉」と表示されています。「こんにゃく芋」と表示されているものが生芋こんにゃくです。
値段は少し割高ですが、効果は高いですよ。
継続的に摂取した方がセラミドの効果アップするので、大量に煮物を作ったりと、作り置きしておくことをおすすめします。
もちろん、その時は生芋こんにゃくを使用してくださいね。
最後に
スーパーなどで簡単に手に入る生芋こんにゃく。こんにゃくは低カロリーで嬉しいですが、美肌作りにも効果的なんて嬉しすぎますよね。
バリア機能を高めて肌の潤いを保持してくれる働きを持つセラミドを年齢に負けず減少させないように対策していきましょう。
顔であればセラミド配合の化粧水や美容液などのスキンケアでOKですが、脚や腕など全身ケアに効果的なのは食べて摂ることが一番!
ぜひ今日から、生芋こんにゃくを食事に取り入れてみてくださいね。
重度のアトピーの克服をきっかけに美容への興味・関心が強く、日々「体にいいもの」「美容にいいもの」を追い求め続けている。性格はまったり。怒ったことがない。趣味はサウナ。
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